30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

自分とは何か

この問いに明確な答えを出せる者はいるだろうか。絶対的に自分は自分だ、と言えることなどあるのか。他者が存在することで自分の存在が認められるとするならば、自分の存在を認める絶対的条件は存在しないのではないか。

人間は全てにおいて、相対的な世界に支配されている。幸せか不幸かも相対的な感覚。産まれた瞬間から死ぬまで正確には孤独ではない。産まれる前と死んだ後の意識の所在はよくわからないが、あるとするならば、その期間に絶対的な幸せや自分の絶対的条件がある可能性はあると思う。

何故、自分とは何かという問いを持つのか。相対的な世界に生まれてしまった人間の宿命、あるいは進化の過程、種の保存法なのかもしれない。相対的な満足を追い求めていくと、そこに際限がないことに気付く。欲を満たし続けていくことを生きること、とするとそこに何の意味や価値もないとわかる。

そう考えると、人の幸せや自己同一性は、自分の意識の中にあるのだろうか。