30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

飽きるということ

始めては飽き、飽きては始め、始めては飽きる。人生において、飽きは付き物だ。すぐ飽きてしまう性格、何をしても続かない…。飽きにはマイナスイメージがつきがちだが、そうでもない。飽きるとは、その対象の魅力に満足できなかったのではなく、その対象に十分満足できたということ。対象の魅力の差に大小は有るかもしれない。しかしそれは価値観であり、この世の万物に誰しもが抱く絶対的な魅力はない。誰しもが宇宙から地球を眺めた時と同じ感動を味わっているかもしれない。また、その対象にかけた時間の長さが必ずしも満足感に繋がるのではない。一つを長くやった人と、短く沢山の経験をした人。両者は同量の満足感を味わえる可能性を秘めている。別にこれといって何もやらなくても良い。ただ生きるだけで良い。絶えず体は動き生きていること、生命維持活動の神秘を味わうことができる。生きることを諦めたから、死ぬのではない。飽きたのだ。飽きるとは、その人なりにそれを一生懸命頑張り、やり切り、満足した、ということだ。