「あの星は今、この時間にはもうないかも知れないんだよ。
ずっと遠くにあるから。」
自分が小学校にあがる前、5つ上の兄さんがそう教えてくれた。
いつもの怖くて不安な夜も
兄さんと一緒の部屋で寝るとものすごく安心出来た。
曲がった事はしない、素直な兄さん。
テニスにスキーに運動神経抜群な兄さん。
寡黙で何事にも黙々と取り組む兄さん。
くだらない話も聞いてくれた兄さん。
女神の様に優しい兄さん。
そんな兄さんを本当に尊敬した。
誇り高く、最期まで弱音を吐かなかった兄さん。
自分の永遠の目標になってくれた。
本当にありがとう。