ーこれは違くないですか、
と言ってみるー
納得できないことを我慢する、という場面は仕事上必ずある。それぞれの立場として多種多様な問題があるだけでなく、そこに人間の感情的な部分も加わる。これがややこしい。その人のバッググラウンドを想像してしまい、素直に受け入れることを妨げてしまう。もちろん逆も然りであるが。仕事にプライベート(ここでは感情的側面)を持ち込むなと、よく言われるものだが、実のところそれは難しい。感情や感覚的なものを抑えるということは、機械的にやるということとほぼ同義だ。指導する側も人間である以上、完全に機械的に伝えるということはできないし、受け取る側も、完全に機械的に飲み込むことはできない。
考え方としては、雇用されている以上与えられた仕事をこなす、ということだと思う。ただ、疑問に思うこと、どうしても納得できないものに関しては、その考えを問いかけてみることも必要であると感じる。精神的に、ため込むことは良くない。聞くことで、さらに深みにはまっていく可能性もあるが、解決することもしばしばあるのだ。自分の仕事をきちんとこなす為に、聞くことは聞く。ダメなら割り切る、聞き流す、というスキルも自分を助けてくれる。一人一人が自分の持ち場を守ることが、チームを高めていくことへ繋がる。
