30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

確認と信頼

ーこれで合ってますか?って大事ー

確認することの意義は、間違いを起こさない為ということだけでなく、物事を自分の価値観で判断せず多角的に捉える為という側面もある。加えて、確認することでその人への信頼関係を築きやすくなる。ちょっとしたことではあるが、お互いの意思疎通のツールとして、かなり有効である。たとえ納得されなくとも、周囲に自分の考えを発信していく、というのは多かれ少なかれ必要であるし、チームで働く場合、与えられた持ち場をこなす為に、この確認という行為が大事になってくる。確認せず実行すると、間違いに気付くのが遅れるし、自分が何を考えているか周囲に理解されず、間違った解釈をされ不信感を買われてしまう。さらに勝手に判断をする人、というレッテルを貼られ、人が寄り付かなくなる。それに腹を立てたり、落ち込み自己嫌悪、自信喪失する等で、余計に確認しなくなる、という悪循環となる。

確認を怠る人間は、かなりの自信家か何も考えず惰性で動いているか、に分かれやすい。惰性で動くタイプは、自分の成果の矛先が明確にならず、仕事をただの作業として捉えている為、失敗しても何ら反省もせず、モチベーションも保ちにくい。いずれにしても、人からの信頼は得にくいか得られない。言われた通り、とりあえずやってみる、少しでも疑問に思ったら聞く、人間は思い込みにより必ず間違いを起こす、ということを常に意識する必要がある。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。目先のことばかりを考えるのは時には必要だ。しかし仕事においては、二歩先三歩先とビジョンを描きながら行動することが求められる。そこの対応力、応用力の良し悪しでその人のスキルが試されるのだろう。

仕事に機械導入が進むにつれ、人の感情は必要でなくなっていく。大抵の仕事は作業となり、仕事の奴隷となる。張り合いを持たせる為には、自分の興味がそそられる仕事をするか、自分の成果がわかりやすく見え満足できる仕事に就くしかない。興味もなく、成果も満足できない仕事に飽き飽きするのは当然である。

確認し信頼を勝ち取ることは、仕事をやりやすくする為にも有用であると思う。