30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

情報社会で大事なこと

ー情報は食料源。噛んで、飲み込んで、消化して、初めて栄養を細胞へ届けられる。ー

情報に触れる機会は数十年前の何倍ほどになっただろうか。自分の知りたい情報はもちろん、昔の人が一生をかけても得られなかった情報でさえ、親指一つで瞬時に検索できる。より濃密な時間を過ごすことができさぞ幸せだと思いたいが、困った弊害もある。まず、あまりにも膨大すぎる情報に、処理が追いつかなくなってしまうこと。処理が追いつかず、ベルトコンベアをストップせざるを得ない状況になる。思考停止は色々な側面で危うい。さらに知りたくない情報もすぐに手に入れられるリスクもある。そのおかげで明るい未来を想像することなど到底難しくなるかもしれない。希望という、人間にとって唯一といっていい程の生き甲斐を壊してしまう。情報は諸刃の剣だ。だが、情報が持つ有用性を捨てるのはあまりにもったいない。使い方次第だと思う。情報を食料だと思って考える。食べすぎても全く食べないのもよくない。適量を守り、よく噛む。これがインプット。消化していく方法は人それぞれ、要はアウトプット。これは話す、書くという原始的な方法が最良であるだろう。情報が食料だと考えるとインプット、アウトプットして初めて栄養として身になる、ということがすんなり入ってくる。おそらく、何の気無しにやっているYouTubeSNSサーフィンからインプットされる膨大な食料の殆どは、栄養にならず排泄されていってるはずだ。一つ一つを記憶し、理解して、それを自分の言葉で伝えられる人が何人いるだろうか。幸い、それらの時間は大概気晴らしだろうから、そこまで深刻に考えなくても良いと思うが…。たまには暴飲暴食をやめて、選りすぐった料理をじっくり味わってみるのも良いかもしれない。