30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

怯えと奇跡的な日常

自分の存在が霞む瞬間って、定期的に訪れる。とても不安で寂しくて、潰されそうになって誰かに何かに縋りつきたくなる。そうやって人間は助けを求め、自分以外の何かの存在により、自分の存在を自分自身を守り生きている。そんなんでも生きたいと思ってしまうのは、もうそれは理由もなくただそう決まっているのだ。きっとずっとずっと昔から人間はそうやって恐怖に怯えながら死んでいったんだろう。いつも当たり前にあるこの命や日常は、当たり前でも日常なんかじゃなく、本当に奇跡的で尊いもの。それに気づくのは振り返ってみることが必要で、不安と向き合う体力や余裕が必要になるから、なかなか気づくことができない。だから、厄介なんだ。恐怖を楽しむことなんて、本来できないし逆境に強くなるなんて、人間の生き方に反している。何度も何度も失敗して、怯えながら、試して負けて転んで、やっと昨日よりほんの少しだけマシな日を過ごすことができるんだ。地道で退屈な日々だけど、無駄な時間なんて、本当はないんだ。