不謹慎なことをして注意を引きたくて、注目して貰いたくて、程よく距離をとって、ほっておいてほしい。自分勝手に世の中は動かないし、動かしたくもない。日々年をとって、体も思考もいうことをきかなくなる中、俺は何がしたいんだろう。そもそもこれだってものに出会う保証もないし、それを続けていけるかもわからない。存在すらあやふやだ。そんな中で何を目標に歩んでいけばいいんだろう。そんなことを考えながらいると、自分以外がものすごく充実してなんで自分だけこんな惨めな思いをしないといけないんだ、って思えてくる。きっとみんな多かれ少なかれ実態のない得体の知れない不安や恐怖を持って過ごしている。そう思うと少し気が楽になる。そうやって怖がって少し安心してって、一歩先に進んでは下がりを繰り返すんだ。この言い表せない虚無感やストレスが気力にも老いの原因にもなる。だから、今はそれをエネルギーに換えて少しでも足掻いて、進んでいきたい。
