30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

癖のない人≒デトックス人間

人間は長く生きる程に、その人なりの生き方の癖が出てくる。容姿、物の見方や考え方、信念、こだわり…。それらがその人らしさを醸し出し、自分自身も自分はこうである、と思い込んでいる節がきっとある。経験は生きていく上での知恵や参考になるし、時に自分はこれまでこれだけの事をやってきた、と自負し満足感や優越感、幸福感も得られるだろう。

一方では、凝り固まった考えや執着、思い込みなどから、新しい発想が生まれづらくなったり、軽率な行動が取りづらくなり、結果行動が遅れる場合もある。経験は一長一短である。癖のない人とはどんな人だろうか。経験のない人間≒短命、もしくは記憶力が著しく乏しい人間だろうから、経験のある人間で考えたい。その人は経験への付き合い方が上手なはずだ。経験を使いこなすが、経験に囚われる事がない。自分という人間を認めつつ、新たな自分を受け入れる、そんなイメージである。常に新陳代謝を繰り返し、デトックスしている人間。謙虚であってわがままとか、無邪気だけど冷静に判断できる、など本来相反すると思われる様な状態を兼ね備えた人間が多いのではないか。どこか子供の様な大人。なんの先入観も疑念も抱く事なく、物事を捉え取り組む事が出来る人こそ、癖のない人間であろう。