30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

自分の登りたい山がわからない人へ

自分が登りたい山を見つける。夢中になれるものを探す。好きなことを仕事にする。何も見つからない、わからない。こんな自分が情けない。時間を無駄にしている気がする。果たしてそうか。

自分という商品価値を上げたもの勝ち、楽しんだもん勝ち、何もしないなんてもったいない、面白くない。そんな風潮が拡がっている。誰しも自分に興味を持ってくれると嬉しいし、自分の存在を認めてくれた時ほど、幸福感に満ち溢れることはない。注目されたいが為に、何か変わったことをしたい、人とは違う色を出したい、そんな欲が当然出てくる。あれでもかこれでもかと、試行錯誤、悩み、成功したり、失敗する。

生きる上で、一番大切なものは何か。金持ちになった、成功を納めた、有名になった、結婚し家庭を持った…それらは付属品であって、本体は自分の心の中にある、と思うのだ。結局のところ、いろいろあったが、自分が納得した人生を歩めたかどうか、この尺度が大事なのではないか。未来や結果を変えようとしても、直接影響を及ぼすことは難しい。しかし自分の行動で間接的に動かすことはできる。自分をどこまで自分の納得する状態にもっていけるか。いかに、満足した時間を味わえるのか。死ぬまで何がやりたいのか、自分は何をしていたのか、訳もわからないことが多分にあると思う。しかし、それもまた自分が歩んできた人生。それぞれの味わいを感じれば良いのだ。