30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

スケールの大きさとは

ー親の背を見て子は学ぶー

子供は自分の都合の良いように物事を考える。いろいろな物事への興味を持つと同時に、自分が絶対的で他を寄せ付けない頑固さを持つ。子供はまだ、人が一人で生きていけないことを完全に理解出来ていない。だが子供のような大人は違う。

卑しいことに自分に都合の悪いことを上手くかわす。自分の身を守る為には手段を選ばない。人から認められないのは、相手のせいにするか、自分を評価しない人を相手にしないようにする。そうやって、ずる賢く自己中心的、器用で厄介で卑怯な大人になっていく。頭が切れる分、正論を並べられるが、相手の気持ちを尊重しようとか、思いやるということに、意味を見出さない。自分にとって有意義でないことに労力や時間を割きたくない気持ちが強い。自己中心的な人に余裕はなく、せかせかと忙しなく心は常に飢えている。

スケールの大きさとは、余裕である。いかに余裕を持って物事に対するか。物事を主観的でも客観的でもなく本当の意味で公平な視点で見る為には、余裕が必要だ。そうでないと、目先のことや、損得ばかりに気を取られ、気分が浮き沈み、無駄な体力気力を消耗してしまう。