30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

人生とは

人は役者だ。

良い役者は自分を殺し役に徹する。

悪い役者は我を出し役を殺す。

誰しもが与えられた役を

生きているのではないだろうか。

 


自分の役が分からなければ

どんな演技をしたら良いのか

台詞や間合い、シーンの理解も深まるはずがない。

役を知ったところで

台本を読みこんだり稽古をしなければ

人前で見せられるものにはならない。

 


人は何かに悩んだり、つまづいたり

希望が持てなくなったり、弱気になったりする時

自分を見失ってる、なんて言う。

 


自分の役が想像したものと違ったり

大した台詞が無かったり

三枚目の立ち回りであったり。

そういった自分の思いとのギャップに

人は苦しむんだ。

 


自分の思いはどう決まるのか。

それは育った環境や生まれ持った何かが

関係しているのかもしれない。

 


しかし

本当に大事なのは

自分の思いに沿わせることなのだろうか。

 


自分はこんな役では不満だ、と

演技しては、どんなに素晴らしくても

それを見ている人には本意が伝わってしまう。

 


どんな小さい役であっても

精神誠意演じるのならば

またそれも伝わるはずだ。

 


ドラマはたくさんの人が創り出す。

そこに必要のない役所などない。

 


人生は皆で作り上げる

ドラマなのではないか。