30歳の苦悩と微かな光

頭の中を整理する為のブログ

受容力

自分の強みって何だろう、って考えるといつも憂鬱になるからなるべく考えないでいた。なんか、正しいことをするだけが正義じゃなくて、世の中にはいろんな曲がったことが横行してる訳で。それでも人間同士、自然にも他の動物にも一応は気を配ってそれぞれが生きてて。なんとなくだけど、どうにかなる、明日は何か変えられるかもっていう日々を送ることができてる。多分、人類っていう大きな枠組みで考えるとそれはそれは大層なことをしなければならないって、気が重くなりそうだけれど。それを70億の一人一人に振り分けた時には、ほんの些細な行いになるのかもしれない。ゴミを拾うとか、席を譲るとか、ありがとうと伝えるとか。そうやって小さなことをこれまでの人類1080億人が積み上げ、繋いでいったおかげで、ここまで来れたのかもしれない。だから、こんな些細で非力な自分って…思うのは、なんだか卑下というよりおこがましく思えてくる。憂鬱になるのは、何も残せない自分…って感傷に浸っている裏に、こんなに苦労して頑張っているのになんで誰も自分を正当に評価してくれないんだ、っていう気持ちがあるような気がするから。今の環境に満足しろって言われると、まだまだ良いところがあるから、ここは通過点だしここに骨を埋める気持ちはないってつっぱねたくなるけど。この生活環境を変えられて幸せになれる保証もない。それよりも大事なのは、自分自身のマインドメイク。人は人から必要とされることに至福の喜びを感じるようにできてるらしい。社会性の高さを武器に生存競争を生き残ってきた証だ。人との関わりを大切に過ごしていけば、自ずと心は豊かになる。社会的孤立は毎日タバコを15本吸い続けるのと同等の害があるって。それも人生だけれど、やっぱり潔く後ろめたさなく生きたい。無理して笑うこともないし、気を遣い過ぎる必要もない。ただ相手を受け容れるだけの隙間を持った状態で常に過ごしていきたいって思う。